私がわたしに還る場所。飛騨の森

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飛騨の森とは 飛騨の森へいらっしゃい! 現地の自然ガイドに聞く、飛騨の森の魅力

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岩佐 勝美さんイメージ

太古の昔からたくましく生きてきた森の姿を見ると、謙虚な気持ちになれるんですよね。

飛騨市・白川郷自然案内人協会 インタープリター

岩佐 勝美さん

Iwasa Katsumi

天生の森は、年間を通して、いつ来ても何度来ても感動と発見のある森だって思います。そして、懐の深い森。やさしい森。
もちろん自然というのは厳しいものですよ。ただ、その厳しい環境の中で、生きる知恵をはたらかせながら何百年と年輪を重ねてきた木々の姿を目にすると、「人間って生かされているんだな」って感覚みたいなところがね、とっても謙虚な気持ちになれる気がしますね。

いつ来ても違う表情で迎えてくれる、贅沢な森

天生の春は花の森。ミズバショウ、リュウキンカ、キヌガサソウ、ツバメオモト、ミヤマカタバミとかね。ニリンソウとサンカヨウのフラワーロードを歩くのもいいですけれども、キヌガサソウを求めて逢いに来る方が多いですね。気品があるキヌガサソウは、他所ではめったに見られないので、天生を代表する花と言ってもいいですよね。
新緑の森もいいですよね。ブナが芽吹き始める6月初旬の森。独特の柔らかい雰囲気があって、格別に清々しく、心洗われるというか、癒されるというか。ちょうどその頃、やっと冬期の道路閉鎖が終わって天生が山開きになります。
7月中旬になると、森の生命力が一番湧き上がり、“夏の森”といった雰囲気になります。明るい光の中で、いろんなものが成長していく、命の躍動を感じる。その時期になると、ニッコウキスゲやササユリなど夏の花の季節を迎えます。
それが過ぎると、シラヒゲソウやウメバチソウなど白い花が、9月になればエゾリンドウが咲いてくるし、秋口まで次々と花が楽しめるのも天生の魅力ですね。
10月には紅葉が始まります。深く切り込んだ峠の紅葉は、中部地方でも随一と言われるだけあって、この時期を目指して来られる方は多いですね。
季節折々の花が咲き誇り、高層湿原があり、原生林に近いブナの森があり、渓谷があり…「天生は贅沢な森ですね」と言われます。

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新緑のブナ原生林
新緑のブナ原生林
早春の天生高層湿原
早春の天生高層湿原
紅葉の天生県立自然公園
紅葉の天生県立自然公園

私の森のおすすめアイテム

スポーツドリンクとは別に水。沸かして珈琲も飲めるし、調理にも使える。湧き水は飲んでもいいけど、谷川の水は上流に何があるか分からないから、きれいに見えても飲まない方がいいですよ。
行動食
ドライフルーツとか何か、好みのもので、ちょっと口にできるものを持っていくといいですよ。ちなみに僕は、大好きなアーモンドチョコレートや、手軽に塩分補給ができる飴などを。
携帯トイレ
いざとなったら、木陰でちょっと用をたせます。いろんなタイプのものがあるんですが、密閉できる袋も併せて持っていきましょう。使用後、袋に入れてしまえば全く臭わないですから。

私がおすすめする「飛騨の森」をめぐる旅。

ファミリーでのんびり、子どもが喜ぶアクティビティーも盛りだくさん!

1日目:天生県立自然公園→飛騨古川(泊) 1日目イメージ

9~10時に天生峠に到着、天生湿原からブナの原生林を、ガイド同行で樹木や草花を観察しながらゆったりと散策。宿泊は飛騨古川で。情緒ある町並みの散策もおすすめ。

2日目:猪臥山でご来光→旅館に戻り朝食→大白川 2日目イメージ

2日目は、早起きして猪臥山(いぶしやま)へ。竹田城のように朝霧が発生し雲海が見られる隠れた名所でご来光を。古川から車で40分、駐車場から山頂までは10分あれば登れます。いったん宿に戻り朝食後、飛騨卯の花街道~東海北陸自動車道経由で大白川の森へ。滝や湖、ブナやミズナラの巨木があり、アップダウンがほとんどなく気軽に散策できますよ。締めくくりには天然の露天風呂もどうぞ!

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